山形には何もない、そんなことを若者が話しています。
確かに、都会にあるような刺激的な遊びやエンターテインメント、ブランドのショップはありません。

少子高齢化が進む中、若者は取り合いの様相を呈してきました。
若者がいない町はエネルギーが低下していきます。
楽しい街には若者が必要なのです。

CoCoRoNを立ち上げる前、私は40代までは外資系医療機器メーカーに勤めていました。
東北は秋田を除く5県、そして札幌、東京、大阪など、仕事のエリアとしてはマーケティングの観点から全国を飛び回りました。
そこで感じたのは、全国の地方には個性があり、そして文化があるということです。
では、山形はどうでしょうか？
本当に何もないのでしょうか？

山形は「何もない場所」ではありません。
これは断言できます。
美味しい食べ物、美味しい水、豊かな自然、そして子育てに適した環境。
こうした「当たり前」に囲まれた生活が、どれだけ幸せなのかに気づけないのかもしれません。
そして、親がその幸せを無自覚でいることが、若者（子供たち）が「何もない」と感じることに繋がっているのではないでしょうか。

自分の子供たちや若者が誇れる街にしたい。
楽しい街にしたい。
そのために山形を掘り起こし、リブランディングしていきたい。
そして、そんな取り組みを頑張っている人や企業と共創していきたいのです。

山形には「色々ある」。
そう言える山形人を、たくさん作りたい。

株式会社CoCoRoN
代表取締役社長 高野恭行